夢 世 界

 

生まれる前に死した神が見た夢の世界の通称。数は多いが同じ夢であったウェザルシアとウェスティアルより小さく、見た範囲でしか広がっていない世界。その先も世界は存在し、広がっているはずだが夢の主が見た範囲しか認識されていないため大抵狭い。

現代的な世界が多く、その中でも田舎や緑の多い所が多い。人はいるが寂しい感じのするものが多い。

斜面の多い小さな町に住む腕が鳥の翼な少女の夢や神のいる大きな森と小さな村、その森に住む人であることを捨てて鳥となった少女の夢。赤い羽根の有翼族の式神と主の少年の夢に自分を探す子供の夢。様々な夢があり、それら一つ一つが小さな世界で一つの物語。

たまに夢の中から夢の主が抜け出してくることがある。幻曰く、その場合夢の主がいない間は世界の時間がほとんど進まないため問題ないのだとか。