狭間の空間

 

世界の外側にあり、さまざまなものの狭間にあるとされる不思議な場所。何処までも続くような草原と中央に『繋ぎの木』と呼ばれる木の生えた小さな泉があるだけ。生と死の境界線であるともされており、生まれる前に死に、世界を生み出すために生と死の狭間に囚われた小さな神とそれと存在を共有するものだけがそこにいるとされる。

小さな神は夢を介して世界に触れ、存在を共有するものは物語を紡ぐことで主の夢を強く確定させ世界としたり夢を楽しい方向へと導いている。主が夢をみていない間夢の中で主であった存在として存在して主の不在を繋いだり、意識や力を入れる器を作り出したり、自身と主の意識を合わせることでその場から動けぬ主を連れ出している。

神と存在を共有するものはいわば主従関係にあたるが互いに友のように仲良く暮らしているという。